いくら関心が高くても、大型の業務用3Dプリンターをいきなり購入して、業務に取り入れるのは不安に感じる人も多いはず。3Dプリンター出力サービスの試算ができる「3D-FABs」ならば、ご希望の用途に応じて気軽に体験することが可能です。この記事では、学べる見積サイト・3Dプリントソリューション「3D-FABs」の強みと利用までの流れについて説明します。
- 3Dプリンターの出力サービスを利用するメリット
- 3Dプリンターの出力サービスの試算なら「3D-FABs」
- 3Dプリンターの出力サービス「3D-FABs」の5つの強み
- 3Dプリンターの出力サービスの試算ができる「3D-FABs」の紹介
3Dプリンターの出力サービスを利用するメリット
3Dプリンターの出力サービスを利用するのには、大きく2つのメリットがあります。それぞれ解説していきましょう。
サポートを受けられる
どれほど性能の高い3Dプリンターがあっても、専門的な知識や技術がなければ、使いこなすことはできません。3Dプリンターの利用経験が乏しい初心者の場合は、3Dプリンターでの造形・製作に適した形状になっているかどうか、設計者の意図通りに造形できるか、造形の方法や材料はどのように選ぶべきかサポートがあったほうが失敗のリスクは低くなるでしょう。
適切な材料や造形方式をチョイスできる
3Dプリンターでどのような造形物を作りたいのか。例えばフィギュアやパーツ一つをとっても、強度がないと困る場合もあれば、精度が必要となる場合もあるでしょう。造形物に最適な材料や造形方式を用いることが重要になりますが、自社で複数の3Dプリンターを用意したり、材料をとりそろえたり、あるいは適切な加工を施したりするのは、コストの面で困難を伴います。出力サービスを利用することで、導入コストをかけることなく、造形物に合った材料や造形方式を選択できます。
3Dプリンターの出力サービスの試算なら「3D-FABs」
学べる見積サイト・3Dプリントソリューション「3D-FABs」を活用すれば、Webですぐに概算費用を把握することが可能です。使い方は簡単。会員登録はもちろん無料、造形シミュレーションや試算といったサービスも無料で受けられ、その後、正式見積もりを請求できます。3Dプリンターのノウハウも学べるので、初めて3Dプリンターを利用する場合でも安心して使えます。
3Dプリンターの出力サービス「3D-FABs」の5つの強み
学べる見積サイト・3Dプリントソリューション「3D-FABs」には、5つの強みがあります。それぞれ見ていきましょう。
1.金属・樹脂共に、さまざまな種類の材料を使用した造形のシミュレーションが可能
3Dプリンターで造形物をイメージ通りに造形するには、適切な材料を選ばなければなりません。「3D-FABs」では、金属と樹脂共にさまざまな種類の材料から選んでシミュレーションできます。実物大の模型を作るならばアクリル系樹脂の白か透明、強度が必要ならばアルミやステンレスなどがおすすめ。そのほか、エンジニアリングプラスチック(略称:エンプラ)ナイロンやカーボン複合樹脂も選択できます。予算や内容に応じて、適した材料を選びましょう。
2.データの機密性の確保
3Dプリンターの出力サービスを利用する際に心配なのが、データの流失です。「3D-FABs」では、ISO27001に基づいた情報管理を徹底しており、データの機密性が確保されていますので、安心してご利用いただける仕組みとなっています。
3.サポート機能
3Dプリンターで造形する造形物のイメージがまだ明確ではない場合もあると思います。そんなときにでも、「3D-FABs」では課題や問題点についてのサポート機能があります。3Dプリンターの利用時に分からないことがあれば、設計の改善点をアドバイスする機能を使い、ノウハウを学びながら活用していただけます。
4.金属・樹脂で計5機種の3Dプリンターで造形のシミュレーションが可能
3Dプリンターの出力サービスを用いる大きなメリットのひとつが、適した造形機を選択できるということ。3Dプリンターの価格を考えても、複数所有するのはなかなか難しいという企業が少なくないと思われます。「3D-FABs」では、金属・樹脂あわせて計5機種、10種類の材料を組み合わせたシミュレーションが可能です。どんなオーダーであっても、まずは試算してみることをおすすめします。
5.材質提案、設計変更相談など、これまでの多くの実績と経験に基づくノウハウでサポート可能
誤解されがちですが、3Dプリンターは万能ではありません。豊富な経験と確かな知識が求められ、まったくの初心者では十分に使いこなすことが難しい装置です。「3D-FABs」では、材質の提案や設計変更の相談についても、しっかりサポートします。
3Dプリンターの出力サービスの試算ができる「3D-FABs」の紹介
「3D-FABs」では簡単に3Dプリンターの出力サービスの試算を行うことができます。一連の流れをご紹介します。
型番仕様作成
お客様が3D CADソフトで作成したデータをアップロードして、材料やプリンターを選択すれば、造形費用を試算できます。サポート材が付く位置と量を調整し、造形姿勢を確定すると、型番がデータベースに保存されます。
試算表作成
登録済みの型番を選択して、数量を指定すれば、試算表の作成へ進みます。同時に複数の型番を選択することもできるので、選択した3Dプリンターの造形スペースに1バッチで何個まで載せられるか確認して比較しておきましょう。
正式見積もり・ご注文
試算表の内容が確定すると、正式な見積書の請求が可能です。3D-FABs上で正式見積もり依頼をいただいたのち、担当者より正式見積が届きます。料金を確認して発注する場合は直接担当者に連絡しましょう。その後は、造形と後処理を行って納期に応じて出荷され、納品へと至ります。
「3D-FABs」についてさらに知りたい方は、「学べる見積サイト・3Dプリントソリューション『3D-FABs』とは?その活用ポイントに迫る」をご参考にしてください。また、実際の操作については「『3D-FABs』を使えば、誰でも3Dプリンターのノウハウを学べるのか?? 初心者ライターが検証」をご覧ください。
近年、製品の開発サイクルは、以前とは比べものにならないほど短期間になってきています。このスピードに対応するためには、3Dプリンターはなくてはならないものだといえるでしょう。ぜひ、3D-FABsの利用をご検討ください。
写真/Getty Images